「総合的文化施設」建設には二つの問題あり
古河市はいま、市民の多数が反対する「総合的文化施設(文化センター)」の建設を、強引におしすすめています。
しかしこの建設計画には、二つの大きな問題があります。
「場所」が最悪・巨大施設建設には適さない
第一は、建設場所が最悪です。
わたしたちがマイホームを建てるとき、産業廃棄物が埋まった土地をわざわざ選んで買いません。
それなのに古河市は、産業廃棄物が地価10メートル以上入っているとされる「最終処分場跡地」に、130億円の巨大施設(文化センター)を造ろうとしています。
事業の前倒しから、調査設計業務を今年3月26日、約2億円で発注しました。
建設場所は地盤がトウフのようにやわらかくて軟弱です。
液状化で家やブロック塀が簡単に壊れます。
大きなゆれで道路が波打ち、ガス管や上下水道管が路上に突き出してしまいます。
こんな危険な場所を、古河市は25億円で買います。
議会が賛成多数で認めています。
古河市では、東日本大震災の教訓や、関東直下型地震の予測が全く生かされていません。
広域運動公園なら土地代「ゼロ」
市の中央に位置して市役所本庁があり、広域中央運動公園が隣接しています。
将来、ここに文化センターを建設するのなら、地盤が固く施設が集中していますので利用者に便利で、かつ安全です。
文化センター利用の大半が、土日祭日と夜間です。
市役所の休日と、時間外ですので、職員がいません。
駐車場(約800台)の相互利用が可能です。
なによりも広域中央運動公園の最大の魅力は、敷地がまだまだ広く空いているので土地代が「タダ」です。
買う必要がありません。
政治家は、産業廃棄物が入った「自分の土地」を処分することを目的に(すでに代替地と称していい場所を確保している)、行政を利用してはいけません。
130億円:他市町よりも3~4倍高い建設費
第二は、建設費が「130億円」と飛びぬけて高いことです。
茨城県には文化センターが15施設あります。
ほとんどが15億円から25億円で建設されています。
古河市と同規模の文化センターは結城市の「アクロス」です。
建設費は36億円でした。
茨城県でもっとも建設費が高かった文化センターは、つくば市の「カピオ」です。
古河市より規模が2倍も大きい(大ホール客席2,736)にもかかわらず、建設費は59億円でした。
大ホール客席1,300の、総合的文化施設のどこに130億円がかかるのか?
市民のみんなが疑問をいだいています。
「なんでも賛成」「無抵抗議会」に怒る市民
ハコモノづくりを繰り返す古河市は、まちがいなく倒産するでしょう。
議会のチェック機能が働いていないからです。
「なんでも賛成」「無抵抗議会」に、市民は怒っています。
議員は深く反省して、「市民のためのまちづくり」に向けてガンバッテほしい。
「福祉と教育」の先進自治体をめざそう
古河市は、まちの高齢化が急速ですすんでいます。
65歳以上のお年寄りが、市民の4人に1人から3人に1人になろうとしています。
対策を急がねばなりません。
運営赤字が毎年4億円以上と予想される総合的文化施設より、こちらが先です。
「長生きが幸せ」と、お年寄りから感謝される古河市にしたいです。
「このまちで子どもを産みたい。育てたい」と、全国の若者から望まれる古河市にしようではありませんか。
市の未来を左右する「巨大事業」は市民が決めねば
市の未来を左右する巨大建築物事業は市民が決めねばなりません。
先進自治体では「市民が主役」がアタリマエです。
130億円の巨大文化センター建設の是非は、「土地を処分したい」と願う市長や一部議員の個人的な都合ではなく、まちを思う市民が決めるのです。
「住民投票」で市民の意思を示すのです。
古河市の合併の目的の第一は、まちの「借金」を減らすことにありました。
将来、全国一の「教育と福祉」のまちづくりをするという、高い理想があったのです。
800億円にふくらんだ借金を減らすため、政治家や職員を減らし、行政効率をあげねばなりません。
合併後6年たったいま、古河市の借金は経るどころか1、000億円にふえてしまいました。
こんご総合的文化施設が建設されますと、借金がさらに増大し、財政の硬直化が加速度的にすすむのは明白です。
市長の放漫経営に目をつぶる市議会の責任が、あらためて問われそうです。

